魅力的な人って突然表れる気がします。
そのときは軽い気持ちなのですが、人生の時計がある程度進んだあたりで、何気なく振り返ったときに、「ああ、もうあんな人には出逢えないかも」と思う人が居ます。
その数名の中のある一人は、フラダンスの先生でした。
古い友人であるYちゃん、Nちゃんと、京都は四条にあるフラダンスの体験レッスンに参加したときのこと。
その先生がいました。
なっがーーーーーい豊かな髪を束ね、普通にカットソーとGパンなのに、もうフラダンスを踊っている姿を連想させるエキゾチックな先生。
体験で来た人たちにも、何も愛想もなく、淡々とレッスンの方針や内容を説明していました。
一時間ほどレッスンに参加させてもらったあと、友人たちは顔を輝かせながら「入会する!」と言いましたが、わたしは「やめとく」と言いました。
理由は、レッスンはハワイ語(!)で進めるため、ハワイ語の辞書を買い、毎回ハワイ語のテストがあり、フラダンスに必要な備品(レイとか)を手作りするという、私の考える「習い事」の範疇を超えていた本格的な内容に、
「休日出勤してる日もあるくらいなのに、こんなに趣味に費やす時間もお金もないわ!」
と思ったからでした。
それに、「みんな仲間」っていう雰囲気、とっても憧れるんだけど、サークル的なものが昔からキライなわたし。
レイ作りにみんなで集まるという話を聞いて、気後れしてしまいました。
友人ふたりは既に結婚していて、でもまだ若いから子供も考えてなくて、ダブルインカムで経済的にも精神的にも余裕があったため、わたしの様には考えていないようでした。
でも上記の理由を伝えると、
「確かに、ハワイ語の勉強するんだったら、もっと英語の勉強しろよって話だしな。。」
と言いだし、結局全員入会しないことになりました。
わたしにとっては、あれが最後の「サークル的なものに参加」するチャンスだったんだなあ、と思うと、少し残念な気もします。
あと、友人たちの輝いた顔、「にゅ、入会しよっかな!」って言ってたときの可愛い顔、本当に純粋だったな、なんて思うと、20代って本当に貴重だなあと思います。
Yちゃん、Nちゃん含め、学生時代の友人たちは、結婚して子供ができると、生活の拠点を地元に構えました。
わたしはそこから電車で40分くらいかかるところにいるので、みんながあの頃のように頻繁になっていたりするのを聞くと、なんか安心するというか、いつでも行けるし、これが飛行機で2時間とか離れていたら、「みんないいなあ」と思ったりするんだろうけど。
◎
フラダンスには縁がなかったけど、ヨガはスローペースで始めています。
始めたばっかりで、なんなんですが、めっちゃいいなあ!と思っています。
ビギナーの中でもビギナーのレッスンだと思うんですが、体と会話するというか、自分を労っているというか。
娘も傍で見ているので、自然に真似してやってくれるようになったら、いいなと思っています。
いつか二人でレッスンに通えるようになったら、めっちゃ素敵!
そうそう、最近、テレビなどで幼児教育についての情報を見たりするのですが、こちらが焦るほど、やってる人はやってるのね!
1歳になるかならないかで、英語やら体操やら音楽!やら!
体操はまあ、わかる。
英語もまあ、わかる。
音楽!?
わたしはこういう話を聞くと、「なんとかして子育て世代からお金と取ろうとするなあ」と思ってしまうのですが、神戸の親戚は幼稚園のときに英検三級取ったとか、将来医者にする為に専門の塾に通わせてるとか(まだ小学校低学年ですよ)、ビックリたまげてしまいます。
なんでも、神戸では当たり前っていうのですが、ほんとにーーー!?!?
ある程度、将来を親が決めてやることが子の為だというのです。
ついてけないわ〜!
私としては、まずヨガやったらいいんじゃない?って思っています。
自分を大切にすることをまず覚えて、それが当たり前になったらいいなあって。
体もやわらかくなるしさ〜。
呑気なママなのかなあ、私は。